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地域「超」体験プログラム(五箇山)を実施

人間力

2月16日から18日の3日間にわたり,地域「超」体験プログラムの五箇山合宿が富山県南砺市・五箇山で行われ,外国人留学生を含む学生19名が参加しました。 本プログラムは平成26年度にスタートし,今年で5度目の実施となります。

共通教育科目「地域『超』体験プログラム」は,事前講義(3回),合宿(2泊3日),事後講義(1回),最終レポート作成・提出で構成されています。己を鍛え,己を磨き続ける学生生活を送るために,仲間と苦楽を共にする環境下で,知力・精神力の重要性と多様な価値観の存在,社会の構成員の一人であることを認識することで「人間力」の強化を目指すものです。

五箇山合宿1日目は,大乗寺での坐禅体験,相倉合掌集落内にある本学の五箇山セミナーハウスの周りに積もった雪かきの後,山崎光悦学長の講義を受けました。その後の民泊体験では,相倉集落の住民の方々から五箇山での暮らしや文化に関する多くの話を聞き,生活を共にしながら五箇山地区への理解を深めました。

2日目の民泊報告会では,民泊体験で得たことや感じたことを報告し合い,地域の方々の愛情と親切に感謝するとともに,それに応えるために何ができるかを考えました。民泊報告会には,南砺市の田中幹夫市長も臨席し,学生たちに温かいメッセージが送られました。午後からは,タカンボスキー場でかんじきを体験。一歩一歩雪を踏みしめながら進み,かんじきの効果を身をもって体験し,雪深い暮らしの中の知恵と工夫を学びました。また,大竹茂樹理事や地域で働く先輩からの講義を受け,地域に根差した働き方・生き方について理解を深めました。

最終日には,国指定重要文化財・岩瀬家(合掌造り)を見学し,あらためて五箇山の歴史や当時の和紙・養蚕・塩硝づくりの様子などに思いをはせました。また,郷土芸能体験では、南砺平高校郷土芸能部の部員から「麦屋節」を教わり,地域の芸能を守る素晴らしさを感じました。

今後,事後講義を行い,最終レポートを提出することで1単位が付与されます。