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日本人学生 × 金沢大SGU

人間としての自己を磨き,専門人としての自己を磨き,
グローバル社会で活躍する「金沢大学ブランド」の人材へ。

*トビタテ!留学 JAPAN 日本代表プログラム(アメリカ合衆国、タイ)*
人間社会学域学校教育学類

上野 陽香 さん

わたしは、トビタテ!留学JAPANの奨学金をもらい、多文化社会における教育をテーマに留学をしてきました。大学2年の後期から、アメリカで10か月間学んだ後、タイの孤児院スクールで1か月間ボランティア活動を行いました。

アメリカでは、ネヴァダ大学に在籍し、教育をはじめ、コミュニケーションやアメリカ手話など教育やマイノリティ、またそれらに対するアメリカ人の考えを学ぶ授業を履修していました。授業外でも、留学生シェアハウスで開かれていた夕食会に参加したり、冬休みにラスベガスにある友人の実家でホームステイをさせてもらったりしました。アメリカ人だけでなく、中国人やブラジル人、フィンランド人、ケニア人など、世界中の様々な場所から来た人々と関わり、自分自身がいかに狭い世界の中で今まで生きてきたのかを知りました。また、移民の国に生きるアメリカ人たちが、アメリカを愛しながら、自分のルーツのある文化を誇りに思っていることに気づかされました。

タイでは、ワットサケオスクールという幼稚園から高校生が在籍する全寮制の孤児院学校で授業のサポートや、食事の手伝い、放課後の遊び相手をしました。その学校は、バンコクからほど遠く、巨大な爬虫類や野良犬が多くいて、通信環境はほとんどなく、最寄りのコンビニまではトゥクトゥクに20分乗っていくというようなド田舎でした。日本語はおろか英語も通じず、ほとんど話せないタイ語と気持ちでコミュニケーションをとっていました。自分が思ったように子どもたちを助けられないというもどかしさが初めは強かったですが、子どもたちのほうが自分を受け入れてくれ、共生というのは、いつもできる人ができない人を助けることではなく、お互いできないところがあって助けたり助けられたりすることなのだということを実感しました。

留学に行くと、英語しゃべれるようになった?とよく聞かれますが、私がこの10か月間で得たのはむしろ、人とのつながりやそれを通して触れた自分になかった価値観です。それは、私自身の考え方や将来の選択を変えてくれました。

(掲載日:2019年10月17日)

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