2022年９月５日～８日、今回私は、金沢大学の代表として、One Young World2022大会に参加した。One Young World(以下OYW)とは、世界各国から30歳以下の若い世代が集まるユースのサミットである。2022年はイギリスのマンチェスターにて対面とオンラインのハイブリッド形式で行われた。大会期間中は、メインステージでのプレゼンテーションを聞いたり、ワークショップにて参加者同士で議論を交わしたりする。地球規模で課題視される諸問題について世界各国の若者たちの声を共有し、議論すること、そして国境を越えた繫がりを醸成することが目的である。

OYWに参加する最大の魅力は、「世界中の若者を温かさとパッションに触れられること」だと思う。OYWが主張する、「人々が世界規模で繫がりイノベーションを起こす」には、バックグラウンドや能力を問わず、互いを温かく受け入れ、協力し合う姿勢が重要だと学んだ。大会期間中に仲良くなった、アルジェリア出身のアメリカ人の参加者から受け取った言葉がある。

「たとえ母国語であったとしても、完璧な文法できれいな言葉を話しているわけではない。きれいな言葉を話している人よりも、拙くても伝えようと努力する人、自分で考えたことを発信しようとする人の言葉の方に耳を傾けたい。とにかく多くの人と話し、新たな視点を得ることが楽しいし必要だと思う。」

大会期間を通して、延べ50人以上と直接対話し、30名以上のスピーチを聞いた。大会期間中に出会った人々は皆、理想の世界や実現したい目標・夢をもち熱意溢れる人ばかりだった。会話をすることはもちろん、その場にいて、彼ら・彼女らのパッションを感じ取るだけでもとても貴重な経験だと思う。さらに、世界中の参加者との会話の中で自分自身にも考えが広がり整理されて行動を起こしたいと強く思えるようになる。世界中の若者の声を学内外に発信し行動を起こすことが私の役目であると実感した。現地で参加する意義や楽しさを金沢大学の学生に伝えていきたい。

KU-SGU Student Staff